2015年1月25日 (日)

先週と今週の玄関花

今日は、先週と今週の玄関花を続けてご紹介いたします。

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*流派 大和池坊

*担当者 西原 恭泉

*花題 新春

*花材 老梅

*花器 水盤

まずは、先週の担当は大和池坊でした。
花題は新春で、花材は老梅のみです。
正面から一つに見えるように・・・とバランスを気にされながら
丁寧にいけていらっしゃるのが印象的でした。

確かに正面から見ると一つに見えますが、左右から見ると奥に広がる
違った景色を楽しむことができるんですね。
花材は老梅なのに、生き生きとして見えます。

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*流派 そうえい流

*担当者 竹下 岬豊

*花題 春 間近

*花材 ヒペリカム、スターチス、カスミソウ、スイトピー、菜の花

*花器 蔓とコンポート

そして今週の担当は、そうえい流です。
花題は春 間近。
本当に花をたくさん使っていけてくださいました。
これだけの量の花々がいけてあると、つい笑顔になりませんか。
花器は蔓とコンポート。
コンポートとは、盛花用の器のことを意味しているそうです。
そういえば、フルーツの盛り合わせをフルーツコンポートって言いますよね。

さて、新しい春がスタートしました。
私の部署は、今月17日に事務所の引越しを行いました。
新しい部屋は、前の部屋よりも2割ほど狭いのですが、静かな環境で気に入っています。
今回、引越しの準備ということで、机の中や周囲を全て整理しました。
使うだろうと思って保管していたものを再度見直し、ずいぶん処分してしまいました。
書類の減った引き出しを見ると、何を入れようかワクワクするんですよねぇ~。
意外や意外、ハンドクリームが何本も出てきて、自分の女子要素まで再確認しました。

そしてそして、よくよく見たら昨年のホワイトデーで頂いた物まで未開封で入ってました。
もう、次のホワイトデーがすぐそこですよぉぉぉぉ。
あ、その前にバレンタインですよね。ヘヘヘ。

明日は文化ホールでバレンタインチョコレートの試食会が行われます。
そのための準備で、ここ数日間は忙しくしていました。

明日は朝からフル回転でがんばります!!!

2015年1月11日 (日)

2015年最初の玄関花を紹介いたします

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*流派 嵯峨御流

*担当者 岩 香織

*花題 謹賀新年

*花材 松、枝垂れ柳、梅、南天、葉ボタン、万年青

*花器 銅花器

あけましておめでとうございます。
今年最初の玄関花をご紹介いたします。

今年最初の玄関花の担当は嵯峨御流でした。
お題は謹賀新年。
こんなステキな花器があるんですねぇ。
どんな作りになってるか気になり、様々な方向から見せてもらいました。
花器の中央部分には、それぞれの花材を差し込む筒状の物がついていて、
そこに、それぞれの花がいけてありました。

さてさて、新しい年がスタートしました。

今日、文化ホールと呉服の三松コーナーでは成人式の着付けが行われました。
また、文化ホールは半分が写真館として営業いたしました。
一番最初のご予約は午前7時。
ご両親に付き添われ、特にお母様が真剣に見つめる中で行われると聞きました。

私も自分の時のことを今でも覚えています。
私の頃は、1号館7階が写真館でした。
お洒落なイスに腰掛けて、カメラマンの指示されたポーズをとって・・・。
順番待ちのお客様もいる中でのことで、なかなかできず、ものすごく緊張しました。

さて、今年もビッグイベントが計画されています。
新しく大人になられた方々に、素敵な大人と思われるような仕事をしなきゃ。
私も気持ち新たにがんばります!

2014年12月12日 (金)

今週の玄関花

20141210*流派 専心池坊

*担当者 大迫直美

*花題 ホワイトクリスマス

*花材 霧氷、ポインセチア、ヒイラギ、雪冠杉、サンキライ、グラジオラス、ヒバ

*花器 創作花器

今週の担当は専心池坊でした。
ホワイトクリスマス、と題した作品です。
玄関花前の床や天井はクリスマスの装飾が施されているので、さらに華やいだ雰囲気となっています。

今回の花材にある霧氷。
先生に伺うと、木に白く吹き付けてあるものを指すようです。
「これは、サツキの木に吹き付けてあるんですヨ。」と教えてもくださいました。

さて、この玄関花は今回の作品が今年最後の作品となりました。
今月17日から来年1月6日まではお休みをいただきます。
来年最初の作品がご紹介できるのは、1月7日から担当の嵯峨御流です。

って、早いですよねーーー。
もう今年も終わろうとしてるなんて。

寒い日が続き、我が家では布団乾燥機がすでに大活躍しています。
冷たいお布団に入ったときのあのヒヤッとした感じがなくていいんです。
そんな布団乾燥機、今はすごーーく進化しているんですね。(←遅いですかね)
布団の暖めや乾燥に脱臭だけでなく、部屋干し衣類の脱臭乾燥もできるのがある!
考えたらそうなんですよね・・・風を向ける向きだけですから・・。
今頃のは、布団の中にセットする袋も不要とも聞くし・・。
気になるーーーー!!!!!!

また来年も、玄関花を中心とした情報をお届けいたします。 どうぞお楽しみに。

2014年12月 8日 (月)

今週の玄関花

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*流派 池坊

*担当者 四元きよ子

*花題 祈り

*花材 ドイツトウヒ、ユリ(オリエンタル)、グロリオサ、ヒペリカム、ジェイドパール、
ヒイラギ、クロトン、バーゼリア、かすみ草、ハマボウ(脱色)

*花器 清水焼

今週の担当は池坊でした。

今週の作品は、たくさんの花材を使用した豪華なものでした。
毎回必ず使われている花材の確認をするのですが、様々なところに丁寧に使われていて、
ちょっと確認作業が大変でした(←楽しい時間でもあるんですけどね)
初めて聞く名前の花も多く、スマホ片手にネットで確認しながらの作業となりました。

そうやって確認していくと、いろいろなことが分かってきます。
たとえば、花言葉とか、それぞれの花の原産地だとか。
この中で日本原産なのはハマボウだけでした。
それも、このハマボウってドイツ人医師のシーボルトが命名したのだとか。

その他、グロリオサは熱帯アジア及びアフリカが原産で、ジェイドパールとバーゼリアは南アフリカ原産。
クロトンはマレー半島など熱帯地域が原産・・・などなど。
調べていくと世界中から花が集まっていることに驚かされます。

こうやって大切にされている玄関花。
本当に、すべての先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。

この玄関花は、次週の専心池坊が今年最後の担当となります。
どうぞお楽しみに。

2014年12月 1日 (月)

今週の玄関花と素敵な出会いに感謝

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*流派 文人流

*担当者 江藤 松代

*花題 名残の花の季節

*花材 南天桐、菊

*花器 壷(上野焼)

今週の担当は文人流でした。
作品名は、名残りの花の季節。
今週の花器もステキですよねぇ。
上野焼・・・「あがのやき」って読むんですね、実は初めて知りました。
HPを読んで調べると、茶の湯の精神と作り手の感性による焼き物と紹介されていました。
凛とした、なんか心落ち着く作品ですよね。

そして今日は素敵な出会いがありました。
千葉県からお越しの男性のお客様から玄関花についていろいろ質問されたのです。
旅行で屋久島へ行く途中に立ち寄られたとのこと。
ご自身もお花をされているらしく、たまたま館内に入って目に留まったらしいのです。
百貨店の玄関に、商品でなく「いけばな」があることに感激されていました。
また、それを各流派が交代で守り続けていることにも。
「今回は良い旅になりました。また来ます。」
そんな風に言われると、こちらまでうれしくなりました。

さてさて、開店前に館内を見て歩くのですが、ステキな作品が飾ってありました。

Hituji

この絵、遠くを見つめる目は私達に何かを語っていますよね。
この優しい目、すごく印象深く感じました。
たぶん、見るときの自分の精神状態で見方が変わるんだと思います。

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他にも馬や亀などを題材にしたものや、花々を描いたものもあり、本当にステキな作品ばかり。
明後日3日の午後3時まで開催中とのこと。
ぜひお越しくださいませ。

2014年11月22日 (土)

今週の玄関花

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*流派 蒼仙流

*担当者 藤山 秀子

*花題 花色合わせ

*花材 南天桐、木いちご、菊、ダリア、ケイトウ

*花器 信楽焼

今週の担当は蒼仙流でした。
作品名は、花色合わせ。

今週は、まず、花器がステキなんです。色とか形とか、私好み~。
この色合いが花材をより色鮮やかに見せてくれていますよねぇ。
秋の色味のダリアにケイトウが配置され、そこへ南天桐。南天桐は下にも配置。
そう、この実は南天桐と言うそうです。
実が南天に似ているためらしく、和名ではイイギリ(飯桐)といい、
昔は葉に飯を包んだそうですヨ。

いよいよ北海道物産展が25日までとなりました!
うちの姪と甥は松前漬が気に入ったらしく、私の母がまとめ買いしてました。
「あれも買うんだった!」ってのはございませんか?
私もルイベを買いに行かなきゃ!熱々の白ごはんに合うんですよねーーー。

先週に続き食ネタなんて、いつまで続く「食欲の秋」。

Img_1042 先週ブログで紹介したラーメンです。柔らかいホルモンがたくさんのってました!

【ベルク広場での北海道物産展は終了しております。】

2014年11月16日 (日)

先週と今週の玄関花をまとめて紹介します

今回は先週と今週と2回分の玄関花を紹介いたします。
というのも、皆様おなじみの北海道物産展の応援やらで忙しくしております。

県外からのお客様と接することも多いのですが、とても驚かれるのが印象的です。
私達からすれば「また、この季節がきた」的な感覚で慣れっこなんですけどね。
職場の先輩方と話をすると、「1年間分の昆布を購入する」という声が多く、
実は鹿児島人の台所には欠かせないものだということ、あらためて実感します。

それでは先週の玄関花ご紹介をいたします。

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*流派名 草意流

*担当者 上村 佐和子

*花題 秋の実

*花材 キリ、キンメヤナギ、カサブランカ、ゲットウの実、イヨミズキ、イブキ

*花器 清水焼

先週の担当は草意流でした。
バラを星に、ゲットウの実をヒイラギにみたてたそうです。
このゲットウの実は、私も初めて見ました。
種子島から持ってこられたそうですヨ。

そしてキリ。
各流いけばな展でも、「これは桐タンスのキリですか?」という声をいくつも聞きました。
秋になると花屋でも見かけることができる花材です。
普段は見上げても見えないくらい高い位置にあるキリ。

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写真:左下ゲットウの実(オレンジ色)、上キリ(薄い茶色)

次は今週の玄関花をご紹介いたします。

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そして今週の担当は専正池坊でした。

*流派名 専正池坊

*担当者 切手 渉洋

*花題 晩秋

*花材 ウメモドキ、ツルウメモドキ、老松、ユキヤナギ、旭ハラン

*花器 創作花器

作品名は、晩秋。
秋の実を贅沢に配してあって、すごく迫力ある作品ですよねぇ。

この実もの、徐々にはじけていくんですよ。
玄関で、気づくと殻を拾うのですが、植物の生命力を感じます。

日増しに寒くなってきました。
今日は1時から北海道応援です。昼食は3時以降かぁ・・。
天文館ベルク広場は行かれましたかぁ?
今月19日までの期間限定で、北海道の物産と観光展を開催中!
で、その中の「しょうゆホルメン」を狙っています。
ラーメンとホルモン♪ 私の二大好物が合体してるぅぅぅ。食べるしかないし!
今日のお昼は、ベルク広場かなぁ。

2014年11月 2日 (日)

今週の玄関花

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*担当 勅使河原和風会 鹿児島中央支部 

*花題 朱

*花材 イセキ、ユキヤナギ

*花器 苗代焼

今週の担当は勅使河原和風会でした。
作品名は、ずばり朱!
そして壷がすごくないですか?
今回の作品に合うと思い、思い切って割ったそうです。

「私は、今の鹿児島の秋を伝えたいのです。」
さらに、先生が教えてくださいました。
今年も秋が暖かく、なかなか紅葉したイセキがなかったそうです。
それでも、お願いして手配してもらったとも話してくださいました。

今、流通技術の進歩で、様々な花材が手に入るようになりました。
遠くの景色を作るのではなく、私達に身近な景色を。
そんな想いが伝わってきました。

次は草意流が担当です。
お楽しみに。

2014年10月25日 (土)

今週の玄関花

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*担当者 木山 智子 

*花題 日本の秋の風景

*花材 ツルウメモドキ、ユキヤナギ、ウンリュウヤナギ、セッカヤナギ、イセキ、竹・割竹

*花器 清水焼 陶器花器

今週の担当は草月流でした。
草月流といえば竹!
今回の竹使いもステキですよねぇ。

別記事で各流いけばな展のことを書きましたが、
今回草月流には低いステージを担当していただきました。
どの方向から見ても楽しめる作品を作っていただき、
訪れたお客様は、ゆっくり歩いての鑑賞を楽しまれていました。

日本の秋の風景。
いいですよねぇ。
癒されるというのか、心が和むというのか。
美味しいものもあって←結局そこ!

来週は勅使河原和風会です。
お楽しみに。

秋の各流いけばな展

無事に終わりました「秋の各流いけばな展」。
たぶん、大成功だったんじゃないかと自画自賛。


今年の会場は、今までとガラッと変えてみました。
それが吉と出るか凶と出るか、初日を迎えるまでビクビクしていました。

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P1010194 この写真は、昨年の秋の各流いけばな展会場です。
会場中央に縦に続く壁があり、左と右に分けられて展示していました。

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そして、この写真が今年の秋の各流いけばな展会場です。
壁をなくし、低いステージに作品を置く場所を設けました。
そうすることで、今までに無い大きな作品やアレンジメント要素のある作品が増え、
訪れたお客様を楽しませる工夫ができれば・・・という気持ちからでした。

その結果、会場中央部分を担当された4流派の先生方が、期待を上回るステキな作品を
作ってくださったのです。

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会場受付に立っていると、多くのお客様との会話が生まれました。
「今回の会場は、今までと全然違うんですね。」の声。
毎回見に来てくださっているというお客様って多いんですよ!
「特に、中央に置かれたイスが良かったわ。」
なぜだかイスに対する声も多かったです・・・。
「昨年までもイスは会場内にあったんですよ。」
そうお伝えすると、「そうでしたっけ、気づきませんでした。」とのこと。

イスに座ってゆっくり見たくなる、そんな気持ちになったのかもしれません。
それこそ、私の思い描いた「花に囲まれた空間にしたい」そのものです。

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会場外には、各流派の歴史紹介コーナーも設けました。
お客様には大好評でしたが、それ以上に若い先生方に好評のようでした。
というのも、自分の流派の深くて長い歴史についてご存知なかったようなのです。

「低いステージに飾るような自由花も、もっと練習しなさいって生徒達に言わなきゃ。」
そう話してくださった先生方もいらっしゃいました。
初日を迎えるまで、不安でいっぱいでしたが、好意的な意見ばかりでホッとしました。

さてさて今回は、いろいろチャレンジをしましたが、とりあえず成功。

来年春の各流いけばな展でも、どんな作品に会えるか今から楽しみです。