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2014年12月12日 (金)

今週の玄関花

20141210*流派 専心池坊

*担当者 大迫直美

*花題 ホワイトクリスマス

*花材 霧氷、ポインセチア、ヒイラギ、雪冠杉、サンキライ、グラジオラス、ヒバ

*花器 創作花器

今週の担当は専心池坊でした。
ホワイトクリスマス、と題した作品です。
玄関花前の床や天井はクリスマスの装飾が施されているので、さらに華やいだ雰囲気となっています。

今回の花材にある霧氷。
先生に伺うと、木に白く吹き付けてあるものを指すようです。
「これは、サツキの木に吹き付けてあるんですヨ。」と教えてもくださいました。

さて、この玄関花は今回の作品が今年最後の作品となりました。
今月17日から来年1月6日まではお休みをいただきます。
来年最初の作品がご紹介できるのは、1月7日から担当の嵯峨御流です。

って、早いですよねーーー。
もう今年も終わろうとしてるなんて。

寒い日が続き、我が家では布団乾燥機がすでに大活躍しています。
冷たいお布団に入ったときのあのヒヤッとした感じがなくていいんです。
そんな布団乾燥機、今はすごーーく進化しているんですね。(←遅いですかね)
布団の暖めや乾燥に脱臭だけでなく、部屋干し衣類の脱臭乾燥もできるのがある!
考えたらそうなんですよね・・・風を向ける向きだけですから・・。
今頃のは、布団の中にセットする袋も不要とも聞くし・・。
気になるーーーー!!!!!!

また来年も、玄関花を中心とした情報をお届けいたします。 どうぞお楽しみに。

2014年12月 8日 (月)

今週の玄関花

20141203 

*流派 池坊

*担当者 四元きよ子

*花題 祈り

*花材 ドイツトウヒ、ユリ(オリエンタル)、グロリオサ、ヒペリカム、ジェイドパール、
ヒイラギ、クロトン、バーゼリア、かすみ草、ハマボウ(脱色)

*花器 清水焼

今週の担当は池坊でした。

今週の作品は、たくさんの花材を使用した豪華なものでした。
毎回必ず使われている花材の確認をするのですが、様々なところに丁寧に使われていて、
ちょっと確認作業が大変でした(←楽しい時間でもあるんですけどね)
初めて聞く名前の花も多く、スマホ片手にネットで確認しながらの作業となりました。

そうやって確認していくと、いろいろなことが分かってきます。
たとえば、花言葉とか、それぞれの花の原産地だとか。
この中で日本原産なのはハマボウだけでした。
それも、このハマボウってドイツ人医師のシーボルトが命名したのだとか。

その他、グロリオサは熱帯アジア及びアフリカが原産で、ジェイドパールとバーゼリアは南アフリカ原産。
クロトンはマレー半島など熱帯地域が原産・・・などなど。
調べていくと世界中から花が集まっていることに驚かされます。

こうやって大切にされている玄関花。
本当に、すべての先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。

この玄関花は、次週の専心池坊が今年最後の担当となります。
どうぞお楽しみに。

2014年12月 1日 (月)

今週の玄関花と素敵な出会いに感謝

20141126 

*流派 文人流

*担当者 江藤 松代

*花題 名残の花の季節

*花材 南天桐、菊

*花器 壷(上野焼)

今週の担当は文人流でした。
作品名は、名残りの花の季節。
今週の花器もステキですよねぇ。
上野焼・・・「あがのやき」って読むんですね、実は初めて知りました。
HPを読んで調べると、茶の湯の精神と作り手の感性による焼き物と紹介されていました。
凛とした、なんか心落ち着く作品ですよね。

そして今日は素敵な出会いがありました。
千葉県からお越しの男性のお客様から玄関花についていろいろ質問されたのです。
旅行で屋久島へ行く途中に立ち寄られたとのこと。
ご自身もお花をされているらしく、たまたま館内に入って目に留まったらしいのです。
百貨店の玄関に、商品でなく「いけばな」があることに感激されていました。
また、それを各流派が交代で守り続けていることにも。
「今回は良い旅になりました。また来ます。」
そんな風に言われると、こちらまでうれしくなりました。

さてさて、開店前に館内を見て歩くのですが、ステキな作品が飾ってありました。

Hituji

この絵、遠くを見つめる目は私達に何かを語っていますよね。
この優しい目、すごく印象深く感じました。
たぶん、見るときの自分の精神状態で見方が変わるんだと思います。

Notice_2

他にも馬や亀などを題材にしたものや、花々を描いたものもあり、本当にステキな作品ばかり。
明後日3日の午後3時まで開催中とのこと。
ぜひお越しくださいませ。