今週と先週の玄関花
*流派 小原流
*担当者 秋元 智雄
*花題 寒牡丹を愛でる
*花材 唐桃、松、寒牡丹
*花器 景徳鎮窯染付足付鉢
まず、先週の担当は小原流でした。
花題は寒牡丹を愛でる。
中央に、その寒牡丹が優しく置かれた作品でした。
牡丹は、私個人的にも好きなお花なので感激。
でも・・・、まっさきに考えてしまうのは手入れの難しさでしょうか。
館内の温度変化は意外に激しく、翌日には花の状態が悪化することもしばしばあるのです。
先生に素直に話すと、「大丈夫ですよ。」と笑ってらっしゃいました。
その先生が作品を見る時の目の優しいこと。
なんか、あらためていいなぁって思った週でした。
*流派 心潮派
*担当者 松浦 正幸
*花題 早春の息吹
*花材 ゴヨウマツ、トウカイザクラ、石化ヤナギ、ネコヤナギ、ニオイヒバ、
クジャクヒバ、ルスカス、イチリンギク、スプレーギク
*花器 桜島焼
そして今週の担当は心潮派です。
花題は早春の息吹。
トウカイザクラが使われています。
新春から夏にかけて、使われる花材の変化を見るのも私の楽しみのひとつです。
食品売り場では日々旬の食材を販売していますが、玄関花で季節の旬を感じる。
蕾だった花が日々開いていく姿を見るのも、とてもシンプルだけど贅沢な時間だと思うのです。
そんな私に声をかけてくださった男性のお客様。
そっと歩いて来られ、「ネコヤナギがいいですねぇ。」と優しくニッコリ。
つい立ち止まってしまう。玄関花の魅力と魔力ってすごいですよね。
2号館6階文化ホールでは、昨日から龍生派のいけばな展が開催されています。
今回、2日間かけていけこみ作業を行われていましたが、大きな枝物もたくさん使われていて、
本当に見所満載の花展となっています。
なのに、なのに明日の午後5時で終了なんです。
ぜひ、ぜひご覧くださいませ。
次週は巌松古流が担当です。
お楽しみに。
コメント